Thursday, 2 August 2012

Αυτά μου φαίνονται κινέζικα. It's Greek to me.

イギリスに戻ってからの私の日常。


毎朝9時30分、大学内のカフェで友達とモーニングコーヒーをし、
(社会人の頃と比べると遅い気がするが、これより早めると他に誰も来ない!)
「ううう〜〜いやだ〜いやだ〜」と言いながら自分を図書館に連行し、
そこから一日日が暮れるまで(夏のイギリスは日が暮れるのは遅い)、
ひたすら統計ソフトと計量経済学本と格闘する。。。


私の普段のデスクの様子。



パソコンの画面は、Stataという統計ソフトちゃん。
統計ソフトというと日本ではSPSSがよく知られているけど、
それよりもうちょっと、マニアックな感じ。
違いはよくわからないけど、SPSSはどちらかというと画面がカラフルで
少なくとも見かけはユーザーフレンドリーな雰囲気を与える。
一方、Stataはデザインとかお構いなく、機能重視?というか、なんというか。
経済学系は、よくStataを使うのかな−?心理学系は普通SPSSですか?違うかな?

真ん中にあるのは大学のロゴ入りのマイマグ。保温機能は特になく、
単にキャンパス内のカフェでディスカウントが受けられる。
実はこの子は4代目。所持品をあまりに良くなくすので、
ついにカップの裏に名前と学籍番号を記入した。。。情けない。。


さて、今日のタイトルは、少しややこしいというか、単なる言葉遊びです。

勉強仲間のアレクサンドロス君(ギリシャ人の名前はなんか迫力がある)と
ダイナミックパネルデータについて話していたとき、彼が漏らした一言。
(実名掲載の許可は取得済みです)

"It is chinese to me."

???・・・一瞬混乱したが、文脈的には、
何か難解な物事に対して「さっぱりわからないよー」という意味で使う、
日本語の「ちんぷんかんぷん」と同じ。それをギリシャ語でいうと、上記の通り、
Αυτά μου φαίνονται κινέζικα. 「中国語みたいだ」になるのだとか。

これが、英語では「It is Greek to me(それは私にとってギリシャ語だ)」となる。
この語源は、もともとラテン語で
"Graecum est; non legitur" ("it is Greek, [therefore] it cannot be read")
「それはギリシャ語だ、だから読めない」
という言葉があるらしく、シェイクスピアの『ユリウス・シーザー』でも、
これをもじったセリフが出てくるらしい。

ちなみに、英語版のWikipediaで調べると、
どの言語がどの他言語を「理解不能言語」としてターゲットとしているかが載っている。

ギリシャ語意外にも、比較的多くのヨーロッパ言語が、
中国語を「難解」であると考えているらしい。
あとは、東欧諸国の言語はスペイン語をターゲットにしているところもあるようだ。

さて、その中国語はというと、「神の言葉」とか「火星の言葉」とか
「古代語」などに例えていて、受け流している。

日本語の「ちんぷんかんぷん」は、中国語の「ちんぷとん・かんぷとん」という
言葉から来ているという説がネットに出ていたけど、いまいち判然としない。

それから、なぜか、ペルシャ語が日本語を標的にしているらしい。
なぜ日本語なんだ・・・・??
ペルシャ人はいつ初めて日本語を聞いたんだろうな。

世界中の人々が、よくわからないことをお互い他人の言語に例えて、
「まるで△△語みたいーーー」といっているのってなんか皮肉だな。
バベルの塔が神の怒りを買い、世界中の人々の言語がバラバラになる前は、
もうちょっとシンプルな世界だったんだろうな。




そんなことを考えながら、ぐだぐだと過ごす大学院生活もあと少し。

こないだ、アレクサンドロス君が「パスティチョPastitsio」という
ギリシャ料理を作ってきてくれたので、みんなで食べた。
わざわざアテネのお母さんに電話してレシピを聞いて、3時間かけて作ってくれたらしい。

とっても美味しかったです!
Ευχαριστώ!!!! Thank you ありがとう! Alex!


パスティチョ: パスタの上にミートソースとベシャメルソースを載せてオーブンで焼いたもの)

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