Wednesday, 7 March 2012

Alles hat ein Ende, nur die Wurst hat zwei. 全てには一つの終わりがある。ソーセージだけは二つある。

・・・もちろん、ドイツの諺。前半の「全てには一つの終わりがある」というところまでは良いのだが、そこから先が、何を言いたいのかさっぱりわからない。恐らく、ドイツ人のソーセージに対する並々ならぬ愛を表現するために造られた諺では無いかと推測される。

しかし近頃、そのジャーマン・ソーセージの素晴らしさを実感している。なぜなら、イギリスのソーセージがあまりにまずいからだ!私の住んでいるノーリッチには、Colman Mastard という有名なマスタード屋さんがあって、ソーセージが好きな私は、初めのうちこの店の傍を通る度に、どんなマスタードをつけてソーセージを食べようか、夢を膨らませていたのだが(お店にはウィスキー、ビール、ハニー、ねぎ、チリ等を使ったマスタードがあれこれ売っている)、それから間もなく、そもそもろくなソーセージがイギリスに存在しないことが判明し、失望感。。。なんというか、周りの皮(羊の腸?)が薄くてふにゃふにゃ、お肉もどうも臭みが気になる、ボイルすると皮がすぐに破れて全く原形をとどめなくなる・・・初めて食べたときはあまりのまずさに憤慨した。つい最近、友人がやっとましなスモークソーセージを見つけて教えてくれたが、それでも、あのジャーマン・ソーセージのジューシーでパリッとした食感にはほど遠い。。。

・・・というわけで、後半はドイツ・ソーセージの魅力について。ドイツには地域によって色々な種類のソーセージがあって、そしてどれも美味しい。



これはドイツのクリスマスマーケットで食べたニュルンベルグバーガー。小さめのソーセージ3本(ニュルンベルグソーセージ)を炭火で焼いてパンに挟んでいただく。
サイズも味も、日本で食べているソーセージに比較的近かったな。



こちらはミュンヘン名物の白ソーセージ(Weißwurst ヴァイスヴルスト)。周りの皮をむいて、ハニーマスタードという特別な甘いマスタードを付けて食べる。これをプレッツェルとビールをお供に朝食として食べるのが、バーバリアン・ブレークファースト。非常に新鮮なお肉を使用するため、昔は朝食〜昼までの時間しか食べられなかったらしい。




最後の写真はシュトゥットガルトで食べたソーセージ。パスタのような物体に豆入りのトマトソースをかけたもの、の上に大きなソーセージが2本。正直、下のパスタのような物体はあまり美味しくなかった。でも、ソーセージは美味しかった、と記憶している。

・・・結局、諺とは全く関係の無い、イギリスソーセージへの文句とドイツのソーセージを讃える回になってしまった。とにかく、ドイツのソーセージは諺になるくらい美味しい。


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